低温科学研究所 生物適応研究室

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院生募集

さまざまな専攻・大学からの入学を歓迎しています。

私たちの研究室の院生は、生物専攻に限らず、さまざまなバックグラウンドを持っています。私たちの研究室では、彼らが加わることで新しい研究領域を拡大してきました。あなたもその一人となって、次なる研究の柱を開拓しませんか?

  • 院生の専攻:生物、農学、水産学、薬学、化学、工学、他
  • 院生の出身校:北海道大学、帯広畜産大学、北里大学、静岡大学、弘前大学、北海道教育大学、北海道東海大学、帝京科学大学、東京農工大、東京理科大学、東京薬科大学、同志社大学、鳥取大学、長岡高専、三重大学、山形大学、その他(順不同)

大学院入学を希望しつつも、院生になってからの経済面、北海道大学低温科学研究所における研究環境、大学院入試について心配な方もいることでしょう。
以下に簡単に説明しますが、詳しくは気軽にお問い合わせください。

大学院入試情報

修士院試は8月、11月、および、2月に行われます。時期ごとに試験内容が異なっています。博士院試については、まずはお問い合わせください。院試についての詳しい内容は環境科学院のホームページの入試情報に、掲載されていますので、ご覧ください。 また、以下の情報は古くなっていることがありますので、必ず、今年度の情報をご確認ください。院試について不安な点や不明な点がありましたら、どうぞお気軽に問い合わせてください。

令和3年度の研究室見学について(新型コロナウイルスに関する対応)

昨年度に引き続き、当研究室ではSkype、Zoom、LINEなどのWeb会議システムを利用したオンライン研究室見学を行っています。 画面を通して研究室の様子や設備、実験室などを見ることも可能です。 入試、研究室、札幌での生活、卒業生の進路などに関しての質問も受け付けていますので、 当研究室に興味をお持ちの方は、ぜひご連絡ください。

秋季入試(例年8月末に実施)

例年、募集は7月上旬~中旬、入試は8月下旬にあります。 内容は外国語(TOEIC、またはTOEFL、IELTSのスコアシートの提出)と専門科目(生物)の試験です。

秋季推薦入学試験/秋季特別入学試験(修士課程のみ)

優れた英語能力と高い研究動機を持っている者を対象とします。 例年、募集は10月、入試は11月にあります。

春季入試(例年2月下旬~3月上旬に実施)

例年、募集は1月中旬~下旬、入試は2月下旬~3月上旬にあります。

院生へのサポート

大学院生にとって経済的な問題は極めて深刻です。特に博士課程に進む場合、何らかの支援が必要です。海外では院生に給付型の奨学金が与えられますが、残念ながら日本では、院生に対する経済的な支援は貧弱です。そのなかでも、私たちの研究室、低温科学研究所、北海道大学は以下の院生支援のシステムを用意しています。

日本学術振興会「特別研究員」

日本学術振興会の「特別研究員」に採用されると、月額20万円程度の給料が支給されます。 対象は博士課程学生(DC)及び博士研究員(PD)等で、最初の応募は修士2年の5月から可能です。その場合、支給は博士課程の1年からになります。
院生は、本来給与を支給されるべきと考えていますので、特別研究員に採用されることを推奨しています。 また、申請そのものも、今後の役に立つと考えていますので、「特別研究員」の申請を希望する院生には、申請書の書き方についてきめ細かく指導しています。

「特別研究員」についての詳しい内容は日本学術振興会ホームページをご覧ください。また、私たちの研究室での特別研究員の実績に関しては別途お問い合わせください。

北海道大学のさまざまな支援制度

大学院での就学を支援するためには、日本学生支援機構の大学奨学金がよく知られていますが、その他に、北海道大学ではさまざまな奨学金や制度が用意されています。例えば、北大フロンティア奨学院、ResarchAssociate制度など(いずれも今年度の例。来年度以降については、お問い合わせください)の奨学金・制度があります。

北海道大学:博士課程学生等への企業就職支援

博士課程を検討中の方は、博士号取得後の就職についても心配かもしれません。
北海道大学では、博士号取得者のキャリアパス多様化を促進するため、 「基礎科学上級スキル人材ステーション(Superior Skill Station of natural science):基礎科学S-cubic」を設置し、博士課程学生(DC)や博士研究員(PD)の企業への就職を支援しています。

「S-cubic」についての詳しい内容はS-cubicホームページをご覧ください。
ちなみに、最近の私たちの研究室の卒業生(修士・博士)の就職先は以下のとおりになります。

  • 大学教員、高校教員、ポスドク研究員、食品関連企業、バイオ系企業、化学系企業、機械系企業、システムエンジニア、その他

研究環境

私たちの研究室、北海道大学、低温科学研究所における研究環境において知りたい方もいらっしゃるでしょう。

手厚い指導・支援体制

私たちの研究室は教員3名と技術補助員1名のスタッフ体制となっています。また、低温科学研究所には高い技術を持った「技術部」があります。電子回路や、情報、金属加工などどのような要求にも応えてくれるでしょう。生物とは違いますが、南極氷河の掘削機や宇宙実験の装置も技術部で作っています。

北海道大学内でも最も歴史ある研究所 「低温科学研究所」

光合成・藻類 大学院生募集

私たちの研究室がある北海道大学「低温科学研究所」は世界で初めて雪の結晶を人口的につくることに成功した中谷宇吉郎先生の業績などを契機に設立された研究所で、北海道大学内でも最も歴史ある研究所です。 低温科学研究所は日本の「中央」とは遠く離れた北の大地にありますが、研究面では、「水・物質循環部門」「雪氷新領域部門」「生物環境部門(※私たちの研究室の所属部門)」の各領域で世界的に注目される研究業績をあげ続けており、世界中から多くの研究者が当研究所を訪れます。海外からの研究者によりによるセミナーも実施されています。生物の研究だけにとどまらず、多様な研究に触れる機会に恵まれています。これは、成長過程にある院生にとって大変貴重な機会と考えています。

低温科学研究所は、共同研究・共同利用の拠点として認定され(2010年)ました。これは、全国の共同研究の中心になることを任務としています。そのため、学内にとどまらず、多くの大学や研究機関と共同研究を推進しています。院生は、共同研究からも多くのことを学べると思います。また、研究所内での共同研究も盛んで、植物生態のグループと北方林についての学際的なプロジェクトもおこないました。

北海道大学の充実した共同施設利用

北海道大学は多くの出版社と契約しているため、私たちが必要とするほとんどの論文は入手することができます。また、そのほかの情報に関しては、この世の中、何処に居てもその気になれば手に入ります。 問題は、研究機器などのファシリティーです。私たちのグループでは、日常必要とするすべての機器は研究室に揃えてあります。また、質量分析など大型な機器は、研究所が何らかの予算を組み、導入しています。しかし、解析技術は日進月歩で、一つの研究室や研究所では対応できません。しかし、北海道大学は様々な機器を導入し、学内の共同利用に供しています。私たちは、これらの設備を利用することで、ほとんどの実験を遂行することができます。